2011年5月28日土曜日

ソーシャルメディアを活用した企画を考えるときの9つのチェックポイント

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最近、「ソーシャルメディアを使って何かしたい」
という依頼が多い気がします。
特にFacebookとTwitter。

そんな時に考えるべきチェックポイントを
経験則も含めて、まとめておきます。

自分自身、こういう漠とした相談の時、
何を考えなきゃいけないんだっけ?って
困ってしまうので、あくまで備忘録的なものです。


①目的を明確にする

当たり前ですが、
これはかなり重要だと思います。
「ソーシャルメディアを使って何かしたい」
っていう広告主は、
「ソーシャルメディアを使うこと」が
目的化してしまっているケースが少なくない気がします。


②プロモーションガイドラインをチェックする

Twitterは問題ないですが、
Facebookのプロモーションガイドライン
かなり厳しいです。
ほとんど何もできないと言ってもいいほど。
しかも不定期にちょくちょく更新されるので、
チェックが必要です。


③ユーザーを知る

そのソーシャルメディアを使っているのは、
どういう人なのか?
ターゲットは本当にそこにいるのか?
いろんな調査データがありますが、
例えば、下記のものは参考になります。

ソーシャルメディアユーザー利用動向調査レポート 2011.4.13
Facebookユーザー利用動向調査 2011.3.30
Twitterユーザー利用動向調査レポート 2011.5


④シンプルにする

複雑な企画はクライアントにも伝わらなければ、
ユーザーが参加するときのハードルも上がります。
KISSの法則(Keep It Simple, Stupid.)を
心がけています。


⑤ちゃんとユーザーに告知する

Twitterを使ったユーザー参加型の企画なら、
「いかにTwitterユーザーに知ってもらうか」が重要です。
その場合、
Twitter.comのサイドバナーに出稿するのは、
ほぼマストだと思います。
ここにお金をかけるのをケチると失敗します。


⑥魅力的なインセンティブをつける

参加すると何かが当たるような企画なら、
賞品にお金をかけることをケチるのも
失敗のもとです。
インセンティブが魅力的だと、
ユーザーの参加意欲が増すだけではなく、
クチコミ力も増すと思います。
さらに、ターゲットと賞品の親和性も重要だと思います。


⑦一度、自分が企画しているということを忘れる

どうしても、
自分で考えた企画は面白そうに感じてしまいます。
一度、冷めた状態で、
ユーザーとして、その企画に参加したいか、
共感できるか、を考えます。


⑧効果測定まで考える

ここまで考えれるかどうかで、
大きく変わる気がします。
便利なツールもいろいろ出てきてるようです。
使ったことがあるものだと、
ブームリサーチのTwitter分析は、
TwitterのAPIに依存するので
全てのツイートを抽出できるわけじゃありませんが、
ユーザーの影響力なんかも測れて、結構便利です。


⑨最新事例をチェックする

日頃からアンテナを
張っておく必要がありますが、
ある程度最新の事例を知っていれば、
ソーシャルメディアを使って、
どんなプロモーションができるのか、
感覚的に理解することができますし、
事例から得るヒントも多いと思います。



あまりちゃんとまとまっていませんが、
思いついたことを書いてみました。
たぶん、何よりも、
普段から自分自身がソーシャルメディアを使う
ことが重要だとは思いますが。。


2011年5月21日土曜日

Google Chrome 拡張機能 おすすめ17選

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なぜか会社ではIE(Internet Explore)を
使っている人が多いのですが、
Google Chromeを使うことをお勧めします。

こちらからダウンロードできます。
http://www.google.co.jp/chrome/intl/ja/landing_ch.html

以下に、Google Chrome用の
おすすめ拡張機能を紹介します。
是非インストールしてみて下さい。


①Smooth Gestures
https://chrome.google.com/webstore/detail/lfkgmnnajiljnolcgolmmgnecgldgeld?hl=ja

まず最初に入れるべきはこれです。
マウスの右クリックを押しながら、
決められた「ジェスチャー」を行うだけで、
ページを戻したり、閉じたり、更新したり、
いろいろできます。サイト閲覧が快適になります。

詳しくはこちら


②Custom new tab
https://chrome.google.com/webstore/detail/jbnkijekempmdlleaimfelifcejbkmcd

Chromeのちょっと嫌いだったところは、
新しいタブを開いたときのページです。
この拡張機能を入れておけば、
その時に表示されるページを設定できます。
ちなみに、僕は、www.3x3links.comにしています。
3x3linksもお勧めです。詳しくはこちら


③Lightshot (screenshot tool)
https://chrome.google.com/webstore/detail/mbniclmhobmnbdlbpiphghaielnnpgdp

これはかなり使用頻度も高くおススメです。
Webサイトのキャプチャを企画書に貼りたいときに
かなり使えます。

詳しくはこちら


④Chromed Bird
https://chrome.google.com/webstore/detail/encaiiljifbdbjlphpgpiimidegddhic

ChromeでTwitterを使うならこれが定番です。
最近は、Hootsuiteを使うことが多いかも。。

詳しくはこちら


⑤BoogleMarks

ブックマークをGoogleブックマークを
使うことをおすすめします。
家のPCでも会社のPCでブックマークを共有できます。
そして、ChromeでGoogleブックマークを使うなら、
この拡張機能がおすすめです。

詳しくはこちら


⑥Google Reader Notifier (by Google)
https://chrome.google.com/webstore/detail/apflmjolhbonpkbkooiamcnenbmbjcbf

情報収集の必須アイテムGoogleリーダー。
Googleリーダーの新着を教えてくれます。


⑦RSS Subscription Extension(by Google)
https://chrome.google.com/webstore/detail/nlbjncdgjeocebhnmkbbbdekmmmcbfjd

Googleリーダーにワンクリックで登録するならこれ。


⑧X-notifier (for Gmail, Hotmail, Yahoo, ...)
https://chrome.google.com/webstore/detail/apebebenniibdlpbookhgelaghfnaonp

Webメールの新着通知機能。
GmailもHotmailもYahooメールも登録できます。


⑨Facebook for Google Chrome
https://chrome.google.com/webstore/detail/lkdedmbpkaiahjjibfdmpoefffnbdkli

Facebookの新着通知。
なぜかリンクがエラーになってます。
今は他にもっといい拡張機能があるかもしれません。


⑩Evernoteにクリップする
https://chrome.google.com/webstore/detail/pioclpoplcdbaefihamjohnefbikjilc

今みているページをEvernoteに簡単に保存できます。
Evernoteはあまり多用してませんが、
気になった本をクリップして、
購入候補書籍リストとして使ってます。


⑪Bubble Translate
https://chrome.google.com/webstore/detail/jlhlebbhengjlhmcjebbkambaekglhkf

見ているページに意味がわからない英語があった時に
さくっと翻訳することができます。

詳しくはこちら


⑫MK UndoClose Tab
https://chrome.google.com/webstore/detail/jpiminnjjibejnjmemcmacdgckeeplaf

これも意外と使用頻度高いです。
閉じたタブを開けます。
かなり前に閉じたタブも開けます。


⑬はてなブックマーク GoogleChrome 拡張
https://chrome.google.com/webstore/detail/dnlfpnhinnjdgmjfpccajboogcjocdla

今開いているページに
はてなブックマークがいくつついているか
簡単にわかります。コメントも見れます。
はてなブックマーク自体は使ってませんが、
そのサイトがどれだけ注目されているか
知る判断材料になります。


⑭ツイートカウンター for Twitter
https://chrome.google.com/webstore/detail/ampfabjhdfinfhdekjdmgflefglnfhja

そのページについてのツイート数と
ツイート内容が確認できます。
クチコミ分析ツールとして結構使えます。


⑮Last.fm free music player
https://chrome.google.com/webstore/detail/bbncpldmanoknoahidbgmkgobgmhnafh

深夜残業中など、
音楽を聴きながらの方が
仕事がはかどるときはこれで音楽を聴きます。
「Last.fm」はかなりお勧めです。
自分が好きなタイプの音楽に簡単に出会えます。

詳しくはこちら


⑯Fix Hootsuite Ext

Hootsuiteを使っているなら、
これを入れるとさらに便利になります。

詳しくはこちら


⑰Awesome Screenshot: キャプチャーと注釈
https://chrome.google.com/webstore/detail/alelhddbbhepgpmgidjdcjakblofbmce?hl=ja

ページ全体(見えてない部分も含め)をキャプチャするなら
この拡張機能が便利です。
ただ、これだけは、FirefoxのPage Saverの方が快適なので、
その時だけはFirefoxを立ち上げます。



他にもお勧めの拡張機能があれば教えて下さい!



2011年5月15日日曜日

≪書評≫消費者行動の知識

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消費者行動の知識 (日経文庫)
青木 幸弘
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 145002

学習院大学の教授、
青木幸弘さんの本。

この本、最後まで読んでいません。
3分の1くらいのところで、
最後まで読むのを諦めました。

書いてある内容が難し過ぎるというか、
自分の知識が少なすぎるというか。。

マーケティングのことを、
学術的に、体系的にまとめた本で、
こういった本も一度はしっかり読んでおいた方がいいと
思って買ったのですが、
まだ早すぎたようです。。




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2011年5月14日土曜日

≪書評≫7つの習慣 ―成功には原則があった!

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7つの習慣―成功には原則があった!
スティーブン・R. コヴィー ジェームス スキナー
キングベアー出版
売り上げランキング: 40



15年も前の本なのに
未だに多くの書店で
目立つところに置かれてある本。

アマゾンのレビューも、
285人に書かれていて、
★も「4.5」という驚異の本です。

実際、
ビジネス書としては、
全世界で歴史上最高の売上だそうです。

これまで、いわゆる自己啓発系の本も
それなりに読んできました。
良書と呼べる本はたくさんありましたが、
初めて「座右の書」と呼べる本に
出会った気がします。

自己啓発系の本は、
もうこれ以上数を増やすより、
この本を繰り返し読もうと思います。

この本については
何回かに分けて感想を書こうと思っています。
それだけ内容の濃い本だからです。

それ専用のブログタグも作りました。
http://tpegblog.blogspot.com/search/label/7habits


ちなみに、
7つの習慣とは、以下の通りです。

第一の習慣:主体性を発揮する
第二の習慣:目的を持って始める
第三の習慣:重要事項を優先する
第四の習慣:WinWinを考える
第五の習慣:理解してから理解される
第六の習慣:相乗効果を発揮する
第七の習慣:刃を研ぐ

それぞれの習慣について、
簡単にまとめようと思いましたが、
簡単にまとめるのがもったいない気がしたので、
やめました。。


この本はGW中にゆっくり時間をかけて読みました。
是非、時間のあるときに読むことをお勧めします。


2011年5月7日土曜日

≪書評≫新しいPRの教科書

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新しいPRの教科書
新しいPRの教科書
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ブライアン・ソリス Brian Solis ディアドレ・ブレーケンリッジ Deirdre Breakenridge
海と月社
売り上げランキング: 32175


「ザッポスCEO トニー・シェイ推奨!」
というコピーに惹かれて買いました。
GW前に読んだ本です。

PRの本と思いきや、
これは、ソーシャルメディアの本ですね。

簡単に言うと、
「これまでのPRから変わらなければいけない」、
という話で、これからはもっと、
「ソーシャルメディアを活用せよ」とのこと。

明確にはわかりませんが、
日本とアメリカでは、
「PR」や「PR会社」の役割、範疇が、
微妙に異なるのだと思います。

日本でもソーシャルメディアに力を入れている
PR会社はありますが、そうなってくると、
「PR会社」と「広告会社」の違いは、
よりあいまいになってくると思われます。

今でもたまに、
競合コンペでPR会社が競合になることはありますが。

つまりは、
「PR会社」か「広告会社」か、とかではなく、
企業のコミュニケーション全体を考えてくれるのは、
誰なのか、ってことだと思います。

この本の中で、
1949年に、アメリカの政治学者、
ハロルド・ラスウェルが提唱した、
コミュニケーションモデルが紹介されています。

・誰が(Who)
・何を(Says what)
・どうやって(In which channel)
・誰に向かって言い(To whom)
・どんな結果が生まれるのか(To what effect)

さらに、これに対して、
ソーシャル化が進んだ現代においては、
次のようになるのではないか、
と著者は述べています。


・誰が(Who)
・何を(Says what)
・どうやって(In which channel)
・誰に向かって言い(To whom)
・どんな結果が生まれるのか(To what effect)
・それから誰が(Then who)
・何を聞き(Hears what)
・誰が何を(Who shares what)
・何の目的で共有し(With what intent)
・どんな結果が生まれるのか(To what effect)

つまり、「Share」の部分まで、
コミュニケーションをデザインすることが重要だ
ということだと思います。

「どんな結果が生まれるのか?」「それから誰が?」
って重要ですね。覚えておきます。


2011年5月6日金曜日

「キュレーション」と「ストーリー」 ~GWアートな旅で感じた2つのこと~

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今年のゴールデンウィークは、
「アートな旅」ということで、
6つの美術館を回りました。

国立国際美術館 (大阪 中之島)
アサヒビール大山崎山荘美術館 (京都 大山崎)
大原美術館 (岡山 倉敷)
ベネッセハウスミュージアム(香川 直島)
地中美術館 (香川 直島)
ひろしま美術館 (広島)

正直、①と④はおまけで、
メインは、印象派の絵画が常設で展示されている、
その他4つの美術館でした。

こんなに短期間でまとめてアートに触れたのは
初めての経験で、いろんな刺激と癒しを体験しましたが、
そんな中でも感じたことを簡単に2つ記します。

まず一つ目は、
「キュレーション」の魅力についてです。

キュレーションについて詳しくは、
こちらをご覧ください。

佐々木俊尚さんの「キュレーションの時代」には、
他者の視座にチェックインして、その人たちの視点で世界を見ていくと、鮮やかな新情報が次々と流れ込んでくる。
と書かれていましたが、
今回、美術館を回る中で、
まさにそのことを体感しました。

キュレーターとは、もともと、
美術館などの学芸員のことなのですが、
自分が興味のある作品を展示している美術館や企画展に行くと、
その流れの中で、それまで知らなかった、
また新しい作品や画家への興味が湧いてきます。

今回の旅行で言うと、
児島虎次郎ヴラマンクがそうでした。


もうひとつは、
「ストーリー」の重要性です。
絵が美しいかどうかも重要ですが、
やはり、人を惹きつけるのは、
「ストーリー」だと感じました。

美術館に行くときは、
基本的に音声ガイドを借りるのですが、
単に絵画を観るだけでなく、
その作品にまつわる「ストーリー」に触れると、
その作品への関心が一気に高まります。

これは、広告やコミュニケーションと一緒だなって思いました。